転倒にご注意🌀
2023年2月26日
みなさまこんにちは。歯科医師の赤羽です。
寒さも少しずつ和らいできましたね🌨
滅多に雪は降らないという福岡ですが、今年は結構降ったかと思います(例年を知らないので予想ですが…)
雪や強風により転んでしまう事もあるかと思います。
転んだ時に手が出せればまだしも、顔で着地🤯なんて事になれば当然歯にダメージが入る事もあります。
もし転んで歯に異常が出たら❗️そんな時の最初の対象法をお伝えします。
歯だけに注目すると、外傷は大まかには2つに分かれます。
1つは「破折」。これは文字通り歯が欠けたり折れてしまう事を言います。
もう1つは「脱臼」。こちらは歯がグラグラに揺れたり抜けかけたり、もしくは完全に根まで抜けてしまう事を言います。
(どちらかというと破折は大人に多く、脱臼は子供に多いと言われます。)
破折してしまった場合、まずは近くに欠けてしまった歯がないかを探して、急いで歯科医院へ向かいましょう。破折の部位次第ですが欠けた部分で接着することが出来ることがあります。
脱臼してしまった場合も、口の中で揺れている程度だったら余計な力を加えないようにして急いで歯科医院へ。もし完全に抜けてしまっている場合でも、抜けた歯が手元にあれば持ってくる事で治せる場合があります。
脱臼した歯を元に戻せる確率を上げるには、歯科医院に来るまでの歯の取り扱いが重要になります。
1,歯にあきらかな汚れがあれば流水で汚れを落とす
2,歯の根の周りについている白いひだのようなもの(歯根膜と呼ばれる部位)は出来るだけ取らない
3,歯を輸送する際は、お口の中に入れて飲み込まないように注意して持ってくるか、牛乳(低脂肪牛乳は❌)に漬けるか、歯牙保存液(薬局に販売してます。大抵の学校なら保健室にあります。)に漬けて持ってくる。絶対に乾燥は避けること。水道水に入れるのも▲〜❌。
−という事に気をつけましょう。
逆に、やってはいけないのは①抜けた歯を洗剤つけたタワシでゴシゴシ擦って、②ティッシュや乾いたハンカチでくるんで持ってくる…といった感じでしょうか。
以上、知っておいて損はない歯の豆知識でした!
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