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過去と現在の歯科🦷

2024年10月13日

こんにちは!きらり歯科クリニックです!

 

インスタグラムにも投稿がありますが、かの有名な坂本龍馬も歯の痛みに苦しみ観音様にお経を読んだという話をしました。ブログではその補足をさせて頂きます。

江戸時代ではおおよそ現代のような歯科治療と呼べるようなものはほとんど皆無で、

①虫歯になってしまったら痛みに頑張って耐える🫢

②もし歯茎が腫れるほどになったら漢方などの薬剤で凌ぐ😲

③凌いだ後は麻酔もなくその歯を抜く😵

と言う、今となっては想像するのも辛そうな時代だったようです。

 

現代では、「歯に穴が開いてしみるけど放っておこう」と虫歯が軽くみられがちな事もありますが、昔の日本では虫歯が死因の上位に位置していたとも言われていたようです。

 

虫歯は細菌感染症😈の一種でもあるため、歯のような硬組織に対しては「産生する酸により歯を溶かす」とそこは想像が出来そうなのですが、一旦顎の骨まで到達してしまうと、結構厄介です。

その後も放置を続けることでそのバイ菌が血流に乗ってしまうと全身に行き渡ることとなります。その結果、本当に酷い状態だと敗血症と言われる全身の免疫がバイ菌に降参してしまう命に関わる状態となります。

そのほかにも、免疫とバイ菌が戦い炎症が波及することで起きる「腫れ」が喉を圧迫してしまうと呼吸が出来なくなりこれもまた命の危険があります。

 

虫歯によるそう言った類の致死性の症状は、江戸時代だけのもので、もう令和の時代はないでしょ〜と思いますよね?

実はそうでもなく、口腔外科のある総合病院だと年に1例くらいはあります🤔

 

現代では虫歯は適切なタイミングで介入されればその多くが修復できる時代です。

何本も何本もある歯だから、一つくらい悪くなってもいいよね!なんてことは思わず、是非1本でも歯は大切にしましょう😇